創業60年ふぐ料理の老舗 ふぐ指南所 ぼて

味文化保存会にご協力いただいた最初のお店 ふぐ指南所 ぼて をご紹介させていただきます。

ぼての歴史

ふぐ指南所ぼては戦後13年1958年の昭和33年に兵庫県尼崎市の駅前商店街に隣接した場所に創業されました。

当時の尼崎は大手企業の工場が立ち並ぶ工業地帯で、そこに勤める職人達により商店街は大変な賑わいをみせたと言われています。

この時代において、ふぐは高級食材ではなく安価で美味しく食べれる食材で、お店には毎日長蛇の列が見られたようです。

お客様の回転率も考えないと列に並ぶ人達がすぐに入ってこられないため、冬にもかかわらず窓を全開にして店内を凍らせ、あえて居心地を悪くさせて回転率を上げるといった今では考えられない手法も使ったりと、創業者の工夫も見られました。

当時、何故こんなに人気だったのかというと、秘密はポン酢にありました。

ふぐの味は淡泊で触感を楽しむ食材なので、味付け1つで勝負が決まるといっても過言ではありません。

創業者が全国のふぐ料理屋を食べ歩き、工夫に工夫を重ねて完成したポン酢を追い足し追い足しで60年間今も同じ味を保ち続けています。

味文化保存会では、こちらのポン酢を一つの文化遺産だと捉え、今後も長く愛されるようレシピやポン酢の元をこちらで保存させていただく事に致しました。

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